買い置きとは?買いだめ意味と「貯め・溜め」の違い、買い占めとは?

買い置きとは?買いだめ意味と「貯め・溜め」の違い、買い占めとは?

「買い置き」とは、余分に買っておくこと。
「買いだめ」とは、必要以上に買ってたくわえて備えておくこと。
「買い占め」とは、買って自分のものとする、独占すること。

買いだめの「溜め」と「貯め」は、どちらも同じ意味。
漢字の意味からすると、「貯め」を使うほうがやや、適切。

要約すると、以上になります。
似ていますがよ~く、みてみると違いや使い方が変わってきます。

表などにして、比べてみました。

目次

買い置きとは?買いだめの意味を比べてみた

買い置きとは、たくさん買って備えておくこと。
買ってストックする行為。
値の上がったときに売るため買いためておくこと(取引)

買いだめ(買溜め)の意味は、物資の不足、物価の上がり下がりを見越して、
必要以上に多くの物資を買って貯えること。

置く は、その場所から移動させない意味
ためる は、その場所に集めておく意味

将来に備えて置いていおくのが「買い置き」
将来に備えて貯めておくのが「買いだめ」
どちらも、近い将来を予測した行動。
同じだけど、「買いだめ」は目的がより、はっきりしている。

「買い置き」と「買いだめ」
この2つを期間や量、使用頻度などで比べてみると・・・

以上のような表になりました。

スクロールできます
置くためる
期間(保存)
使用予測すぐに使ういずれ使う
供給予測充足不足
意思・気持ち
置く・貯めるの比較

買い置きは、余分に買う消費行動です。
同じものを何度も購入するより一度でより多く購入して、購入する回数を減らします。

より合理的で経済的だと判断される消費習慣です。
また、その商品やモノが手元にない、無くなった場合の心理的負担を軽くします。

ただ、無計画に購入したり消費すると、買い置きはただの無駄使いに。
そして、食べ過ぎ・飲み過ぎ・使いすぎの消費過多になります。

買いだめは、将来を予見した消費行動です。
いつか、何かが起こった時のための予防的な行動です。

「使う」場面を想定して「ためる」のですから、計画的です。
ただ、心理的不安を和らげるために「ためる」行動をすることもあります。
計画を立てて計画通りの買いだめをすることが重要です。

適当な計画を立てて、計画から外れる。
~買ったものを無計画に消費すると、かえって無駄で損をしてしまいます。

買い置きの「置き」、買いだめの「溜め」と「貯め」~言葉の意味と違い

買い置き、買い置くの「置く」とは、そもそもの意味は何か?

置く
その位置にとどめるの意味。そのままにする。
その存在に手を加えない。

「溜める」と「貯める」の意味も微妙に違いがあります。

貯める
ためる。しまっておく。たくわえ。
金品をたくわえる意味の場合は、「貯める」と書く。

溜める
ためる。たまる。たまり。
水のしずく。水がしたたれ落ちる意味。
水が自然と一箇所に集まるがごとく、たまる。

「置・溜・貯」の漢字に意味と違い
以下、表にしてみました。

スクロールできます
音読みチョリュウ
訓読みお(く)たくわ(える)た(める・まる)、ため
したた(る)
部首罒、网(よんがしら・あみがしら・あみめ)貝(かい・かいへん・こがい)水、氵(みず・さんずい)
画数13画12画13画
解字罒と直。罒はかすみ網(鳥などをとる網)
直は、まっすぐ見ること。
かすみ網をまっすぐに立てておくこと。
右側の字(チョ)が、原字。
四角い枠の形を描いた象形文字。
貝(財貨)を加えて、枠(わく)の中に財貨をいっぱいに
つめこむことを示す。
さんずいの水(左側)
音符留(つるつるしたものがしばしとまる)会意形声
置・貯・溜の漢字

ストックと買い占めの意味

買い占め
買い占め

ストックとは
ストックは、蓄えておくことです。
その場に一定の量を置く、取っておくイメージです。
すぐ上に書いた、「水を買いだめしておく」と「水をストックしておく」は、同じ意味です。

買い占め
買い占めは、多くの人が買いだめ(ストック)に走り、
お店に在庫がなくなるくらいの状態にまでなることです。

買い占めの問題点
多くの人が必要とされているのがわかっているのに必要以上に購入される。
そうなることで、必要とする人が購入できない状況になること。

ある個人や団体によって、買い占められることで困った人があらわれる。
度が過ぎると、迷惑行為になります。

買い置きと買いだめの使い方と例

お菓子の場合

お菓子の買い置き
多くの方がする、一般的な消費行動です。

お菓子はすぐなくなります。
無くなったからといってわざわざ、お菓子だけを買いにいくこと。
それは、面倒なのであまりしないかと。

ですから、多めに買うことで余計な行動を避けられます。
スーパーなどでは、セットで買うと安くなる売り方をされます。
経済的にも労力的にも損のない行動です。

ただ、買ったものをすぐに食べてしまうと反対な結果になります。
余分なお金を消費して余分なカロリーを蓄えてしまいます。

一方、お菓子を買いだめること。
買いだめる程、「そんなに好きなの?」「何か特別なことがあるの?」と思われるでしょう。
例えば、そのお菓子が製造中止になるとか、外国に行くから買えなくなるなどが考えられます。
あるいは、日持ちのよいビスケットなどは、買いだめの対象となります。

パスタの場合
パスタは、日持ちのする食品です。
買い置きは、よくされますが数袋程度でしょう。

10袋以上を購入するなら買い置きではなく、買いだめに分類されます。

一定の期間に消費しきれない量を購入する場合は、
買い置きよりも買いだめを使うほうが適切です。

ペットボトルの水の場合
ペットボトルの水は、購入する量に限らず
買い置きと買いだめの区別が難しい商品です。

人によって、ペットボトルの水の消費量は大きく違うからです。
運動を毎日する、家族が多い、等々。
すぐに消費されてなくなることが想定されます。

かといって、水は生活に欠かせません。
買いだめによって備える必須な商品でもあります。

買い置き、買いだめと、両方の目的で購入されるのが水です。

まとめ

買い置き・買いだめは、余分に買っておく消費行動のこと。
買い置きよりも買いだめは、長期的で量も多くなり、不足に備える。
買い占めは、独善的で独占的。

買いだめの「溜め」と「貯め」、どちらも同じ意味。
使うなら「貯め」がやや、おすすめ。

-おわり-

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