日清ラ王の生麺タイプ、ごんぶとうどん。
どちらのカップ生麺も多くのファンに愛された商品でしたが、なぜ販売終了してしまったのでしょうか?
このページでは、ラ王が生麺じゃなくなった理由とごんぶとうどん、生産終了の理由について、それぞれの背景や経緯を詳しく解説します。
ラ王の生麺復活を願うあなたへ!生麺じゃなくなった理由をサクッと解説
ラ王よ、カップ生麺をなぜやめた?
2010年7月、多くのファンに愛されていた日清ラ王の生麺タイプは、姿を消しました。
その理由は、大きく2つの壁に阻まれたからなのです。
1つ目の壁:製造コストの高さ
生麺は、乾麺に比べて製造コストが約2倍かかると言われています。これは、生麺が以下の点で乾麺よりも多くのコストを必要とするからです。
- 原材料:生麺は、乾麺よりも高品質な小麦粉や卵を使用するため、原材料コストが高くなります。
- 製造工程:生麺は、生地を練ってから乾燥させる工程がないため、製造工程が複雑で手間がかかります。
- 設備:生麺の製造には、乾麺とは異なる専用の設備が必要となります。
これらのコスト増加が、生麺ラ王の販売価格に転嫁されることを日清は懸念しました。
高価格帯のカップ麺は、当時の市場環境では受け入れられる可能性が低かったのです。
2つ目の壁:保存性の低さ
生麺は、乾麺に比べて保存性が低く、賞味期限が短くなります。これは、生麺に水分が多く含まれているため、カビや雑菌が繁殖しやすいからです。
短い賞味期限は、販売店にとっても大きなリスクとなります。売れ残りのリスクを回避するため、販売店は生麺ラ王の発注を控える傾向がありました。
日清の苦渋の決断
日清は、生麺ラ王の販売継続のために、様々なコスト削減策を検討しました。
しかし、製造コストと保存性を同時に克服することは、当時の技術では難しかったのです。
また、2000年代に入ると、高級ノンフライ麺や他社生麺タイプの台頭などにより、生麺ラ王の売り上げは徐々に減少していきました。
日清は、愛する生麺ラ王を手放すという苦渋の決断を下しました。
それは、日清にとっても、そして多くのファンにとっても、悲しい出来事でした。
消えた理由の考察
生麺ラ王の販売終了には、上記2つの壁以外にも、以下の要因が影響していた可能性があります。
- 競合商品の台頭:当時、生麺タイプのカップ麺市場は競争が激化しており、日清ラ王は苦戦していました。
- 市場環境の変化:健康志向の高まりなど、市場環境の変化に対応するためには、生麺ラ王の改良が必要でした。
- 日清の経営戦略:日清は、より高利益率の製品に注力するため、生麺ラ王のような低利益率の製品を整理する必要がありました。
ラ王生麺の記憶
ラ王は、カップ生麺の歴史に名を残す、伝説的な商品となりました。その独特の食感と味わいは、今も多くのファンに愛され続けています。
生麺のラ王って画期的でみな、驚いてた
画像はリニューアル後のラ王 背脂コク醤油 / 旨味豚コク味噌(2010年)
1992年、カップ麺業界に革命を起こす新星が誕生しました。それが、業界初の生麺タイプカップ麺「日清ラ王」です。
当時、カップ麺といえば乾麺が主流でしたが、日清は独自の技術開発によって、生麺ならではの「モチモチとした食感」と「濃厚なスープ」を実現することに成功しました。
生麺ラ王の登場は、カップ麺市場に衝撃を与えました。それまでの乾麺とは全く異なる食感と味わいは、多くの消費者を魅了しました。初代のラ王は、年間売上300億円を突破し、カップ麺の歴史に新たな1ページを刻みました。
生麺タイプのごんぶとうどんも生産終了~その理由は?
『日清のごんぶと』うどんは、1993年より発売された太麺タイプの生麺カップうどんでした。
2017年に販売終了となりましたが、その理由は以下の3つが主な要因です。
1. 販売不振
当初は好調な売れ行きを示していましたが、競合商品の台頭や市場環境の変化の影響を受け、徐々に販売数を減らしていきました。
2. 原材料価格の高騰
当時としては珍しい太麺を採用していましたが、原材料価格の高騰により、製造コストが大きく増加していました。
3. 日清の戦略転換
日清は、ごんぶと終了後、より高価格帯のカップ麺市場に注力することを決めました。
ごんぶとは、この戦略転換の方向性と合致しなかったため、終了となりました。
ごんぶと終了の影響
生麺&太麺好きのファンにとって大きな衝撃となりました。
しかし、その後も日清は、太麺タイプのカップ麺を発売し続けています。
日清の生麺、愛するがゆえの小言
日清のラ王が販売終了した当時、ちょっとした騒動がありました。
SNSが今ほど発達していない時代でも話題となりました。
日清の生麺を愛するものとして、復活を祈念して何があったのかまとめました。
1. 日清食品の黒歴史?
1.1. ラ王販売終了詐欺!?
- 2010年7月、生タイプカップ麺「ラ王」の生産終了を発表。
- 追悼イベント開催、惜しむ声多数。
- しかしわずか1ヶ月後、ノンフライ麺タイプにリニューアルして復活。
- 消費者騙し、炎上商法との批判多数。
- 日清食品は謝罪するも、不誠実な対応との声も。
1.2. ごんぶと生産終了告知なし
- 太麺タイプの「ごんぶと」シリーズがひっそりと販売終了。
- 公式発表なし、ネット上では在庫処分との憶測。
- 根強いファンからは復活希望の声。
1.3. サザエさんCM捏造設定
- 2017年、サザエさんとのコラボCMで原作設定を改変。
- 公開お見合い結婚を無視、高校時代の恋愛設定に。
- 原作ファンから批判多数、炎上。
2. 日清食品への批判の声を紹介
2.1. 消費者軽視のマーケティング
- ラ王販売終了詐欺、ごんぶと告知なし販売終了など、消費者を欺くような行為が問題視。
- 炎上商法を駆使し、話題作りに利用しているとの批判。
2.2. 独りよがりな商品開発
- 使いにくいカップ麺の蓋、見つけにくい調理方法など、消費者の利便性を無視した設計。
- 売れるパッケージを優先し、使い勝手や分かりやすさを犠牲にしている。
生麺ラ王への想い:記憶に刻まれた感動体験
私は、生麺ラ王のファンとして、その復活を心から願っています。
生麺ラ王は、私にとって、ただのカップ麺ではありません。
学生時代、友人と語り合いながら食べた生麺ラ王の味は、今でも忘れることができません。
生麺ラ王が復活した暁には、またあの味を味わい、あの感動をもう一度味わいたいと思います。
【厳選】いま、生麺食感が味わえるカップ麺は?
マルちゃん正麺 カップ たらこ味焼そば
東洋水産のマルちゃん正麺シリーズ
全国で発売されています。
近くのスーパーで買いました。
希望小売価格:258円
ノンフライ麺でもちっとした食感が生麺ぽいです。
あのラ王たらこスパを少し思わせるバターとたらこのやきそばです。
きざみのりが別で入っているのが「わかってる~」なポイントです。
麺づくり ごま油香る牛だしわかめ醤油/キムチチゲ味噌味
東洋水産の麺づくりシリーズ
全国で発売されています。
薬局内の食品コーナーで買いました。
希望小売価格:236円
麺づくりは、ノンフライ麺が特徴。
わかめ醤油味は細麺、キムチチゲ味噌味は太麺。
麺がつるっとしてカップ生麺を思い起こします。
両方ともスープまで飲み干せる美味しさでした。
記事内容のまとめ~箇条書き
- 日清ラ王 生麺は、1992年に発売された業界初の生麺タイプカップ麺
- モチモチ食感と濃厚スープで多くのファンを魅了し、年間売上300億円を突破
- 2010年8月に販売終了。理由は製造コストと保存性の高さ
- 高価格帯のカップ麺は当時の市場環境では受け入れられなかった
- ごんぶとうどん生麺タイプは2017年頃に販売が終了
- 生麺ラ王は多くのファンにとって特別な思い出と結びついている
- 過去にラ王販売終了にまつわる騒動があった
- 生麺ラ王の復活を願う声が多く存在
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